都留市を軸に近隣4市町へ足を運ぶ
都留市古川渡に店を構え、大月市、西桂町、富士吉田市、上野原市など県内の幅広い地域まで訪問している。営業時間は8時から20時までで、定休日は日曜日となっている。県内であれば要望に応じてさらに範囲を広げて対応する場合もあると案内されている。個人店であることを生かし、地域を限定せず柔軟に動ける体制を取っている。
「頼んでよかった」と言ってもらえる仕事を目指しているとのことで、遠方からの相談にも丁寧に応じているという話が聞かれる。
一級畳製作技能士の技術を直接届ける
代表の岩間泰司氏は一級畳製作技能士の資格を持ち、一枚ごとの状態を見極めながら施工している。国産の表を使った畳を扱い、香りや風合いにこだわった商品を揃えている。技能士としての経験は、表替えと交換のどちらを選ぶべきかという相談にも生かされている。個人店として、資格に裏づけられた技術を直接届けられる距離の近さも特徴の一つになっている。
表替えの相談では、実際に畳を確認しながら傷み具合を一緒に見ていく流れになることが多いという。
心の居場所としての畳を守る考え方
畳を単なる床材ではなく、暮らしに根づいた居場所の一部として位置づけている。現代の住宅事情が変わっても、和室が持つ落ち着きを伝えることを仕事の軸に据えている。不景気や災害で厳しさを増す建築業界の中でも、畳の価値を見つめ直す取り組みを重ねてきた。伝統的な技術を守りながら、新しい発想も取り入れ続けている。
ブログやコラムでは畳床の種類や表替えの時期など、専門的な内容を継続的に発信している。2026年に入ってからも複数の記事を公開している。
畳から日用品まで広がる手仕事の範囲
畳工事一式のほか、襖・障子・網戸の張替え、害虫駆除までを一つの店で引き受けている。畳縁を使ったオリジナルバッグや小物の製作・販売にも取り組み、和の素材を日常の中で使える形にしている。カラー畳や縁なし畳といったデザイン面の選択肢も揃え、洋室寄りの部屋にも合わせやすくしている。刃物研ぎのような小さな依頼にも応じ、暮らし全般の困りごとを受け止めている。
正直、畳の張替えという一つの仕事から、バッグ製作という別の形まで広がっている点に、素材への向き合い方の深さを感じた。


