OEM開発の相談が、製品完成まで一か所で完結する
株式会社フルハウスへのOEM問い合わせで多いのは、「こんなマットレスを作りたいが、どこまで対応できるか」という最初の一声からだという。サイズ・硬さ・カラー・縫製仕様を細かく調整できる体制が整っており、その問いに対して設計段階から製造・出荷まで自社工場が担う。ポケットコイルのやわらかめ〜かたの3段階、ボンネル・ハイカウントの仕様選択、8色のカラー展開が基本構成として用意されている。「一か所でやり取りが完結するのが想定以上に楽だった」という取引先の声は、一貫製造体制の実務的なメリットを端的に示している。
LINEでの問い合わせに対応していることが、新規取引先のハードルを下げているという声も複数届いているとのことだ。
60,000台超の実績が根拠になる、出荷品質の安定性
圧縮荷重試験と繰り返し耐久性試験という二つの試験基準をクリアした製品だけを出荷するという姿勢を、株式会社フルハウスは累計60,000台の製造を通じて崩していない。月間2,000枚を可能にする自動縫製機・タフティングマシン・自動フランジング機と、熟練職人の手仕事が組み合わさった製造ラインが、品質と生産量を同時に支えている。大口受注でも品質のばらつきが出にくい点は、継続発注を決める法人クライアントからの評価として繰り返し確認されている。令和5年7月14日のとちぎSDGs推進企業登録以降、環境負荷低減に向けた素材・工程の見直しも並行して進んでいる。
個人的には、「試験を一度も下げずに6万台を製造し続けた」という継続性のほうが、台数そのものより製造業としての姿勢を雄弁に語っていると感じた。
圧縮梱包と分割設計が解決する、搬入の現実
マットレスのサイズは品質と引き換えに搬入の難易度を上げる——そのトレードオフに製品設計で対応しているのが株式会社フルハウスの方針だ。圧縮梱包・分割タイプのボトム・折りたたみ仕様という選択肢を揃えることで、マンションや狭小住宅への搬入ハードルを下げている。脚付タイプから業務用ボトムまでラインナップが整理されており、法人担当者が用途ごとに選びやすい構成だ。「搬入で困ることがなかった」という声が、購入後の満足感として利用者側に残るらしく、SNS上での評判につながっているという。
設置環境を前提にした製品設計の発想は、現代の住環境多様化に対する一つの実務的な答えだ。
工場直売と全国対応が生む、国産品のコスト優位
中間流通を省いた工場直売という販売モデルは、国産品としての価格競争力をつくり出している。「国産でこの価格帯は珍しい」という反応が新規取引先から届くことがあるというのは、このコスト構造の説得力を示している。富田駅徒歩約7分の栃木県足利市の工場を拠点に、全国の法人・個人からの問い合わせを電話・メール・LINEで受け付けており、平日9:00〜17:00の営業時間で対応している。Instagramでは工場の製造状況を発信しており、発注前に製造現場の雰囲気を確認できる透明性が、取引先からの信頼形成に貢献している。


