新築の内装から改修、計装工事まで段階を問わず
建物は建てて終わりではなく、年月とともに手を入れる場面が何度も訪れる。有限会社阿部電気興業所は、新築時の内装配線から、時代のニーズに合わせた改修、精密な制御を担う計装工事まで、建物の節目ごとの電気工事を引き受けてきた。できたばかりの住宅やオフィスにゼロから配線を敷く仕事もあれば、長く使われてきた建物を使いやすく直す工事もある。郡山市富久山町を拠点に、戸建てから工場まで幅のある現場で、こうした段階の違う工事をこなしている。一つの建物に新築から改修まで関わることで、その場所の事情を踏まえた手の入れ方ができる。住宅の内装から工場の設備まで、建物の種類を問わず現場に入ってきた。新しく建てる現場でも、古くなった建物を直す現場でも、求められるのは確かな段取りだ。
新築と改修では、同じ屋内配線でも考え方がずいぶん変わる。何もない状態から経路を決められる新築に対し、改修は既存の壁や設備を踏まえてルートを組み直す必要がある。築年数や使われ方によって気を配る点が移るので、現場ごとに頭を切り替えながら手を動かす。ケーブルをどこに通し、どの機器へつなぐかという判断そのものが、建物ごとにまるで違う。そのため、図面を見るだけでなく、実際の建物の状態を確かめてから手順を決めていく。
省エネの流れに応えるLED化と照明の入れ替え
近ごろ相談が増えているのが、既存の照明をLEDへ切り替える工事だ。電気代や交換の手間を抑えたいという理由から、新築に限らず、すでに使っている住宅やオフィスからも声がかかる。省エネと長寿命をねらった入れ替えは、建物を長く快適に使い続けるための手入れの一つになっている。オフィスでは手元が疲れにくい明るさ、店舗では商品が引き立つ光と、使う場所の目的に合わせて器具を選び分けていく。古い照明をそのまま外して付け替えるだけでなく、部屋の使い方に合った器具を選ぶところから相談に乗る。LED化は初期の費用こそかかるが、消費電力と交換頻度が下がるぶん、長い目で見て効いてくる工事でもある。
個人的には、建てたときだけでなく住み続ける途中の困りごとまで同じ会社に頼めるのは、依頼する側にとって気楽だと取材中に感じた。配線で整えた電気があってこそ照明は役目を果たすため、灯りと配線の両方を一社でまとめて詰められるのは実際的な利点になる。建てたあとに暮らしながら出てくる要望にも、同じ相手が応じられる。暮らしの変化に合わせて設備を見直せるのも、長く付き合える相手がいてこそだ。
郡山を拠点に、県内の建物を長く支える
事務所は〒963-8071、郡山市富久山町久保田我妻にあり、郡山駅から車でおよそ10分の位置にある。現場の多くは30分から1時間ほどで到着する福島県内に集まっており、新築の工事から数年後の改修まで、同じ地域の建物と長く付き合いやすい。受付は024-953-7774で、朝9時から夕方18時まで、日曜を休みとしている。夜間しか手を入れられない現場には夜の時間帯を使って出向き、日給の1.5倍の夜勤手当を用意して昼夜どちらの依頼にも体制を合わせている。県内の中心に近い場所に拠点があるため、各地の現場へまとまった体制で向かいやすい。
地域に根ざして動いているからこそ、一度関わった建物から次の相談が寄せられることも少なくない。新築で入った住宅から数年後にLED化や改修の声がかかるように、付き合いが途切れずに続いていく。代表は阿部和幸で、建てる段階から手を入れる段階まで、郡山の現場に切れ目なく関わっている。


