一般社団法人美山森林保全協議会 | 未経験から始める森林保全のキャリア

森林の担い手不足に向き合う京都・美山の現場から

京都府南丹市美山町。人口減少と高齢化が進むこのエリアでは、管理の手が届かない山林が年々増えている。一般社団法人美山森林保全協議会は、間伐や植林、下草刈りといった森林整備を軸に公共工事全般を請け負い、放置林の問題に正面から取り組んできた組織だ。経験の有無を問わず人材を受け入れ、現場で実践しながら技術を身につけるスタイルで担い手の育成を進めている。

京都府内を中心とした活動エリアで、季節ごとに異なる作業が発生する。春から夏は下草刈りや植林が中心になり、秋冬は間伐作業の比重が増すという具合だ。「毎日同じことの繰り返しにならないから飽きない」という声がスタッフの間で聞かれるのも納得がいく。山の状態を見ながら判断し、手を入れていく仕事には独特のリズムがある。

資格取得の費用負担と収入面の仕組み

チェーンソーや刈払機の操作資格、重機免許など、業務上必要となる資格の取得費用は一般社団法人美山森林保全協議会が全額負担する。働きながら段階的に資格を増やせるため、入職時に専門スキルがなくても問題ない。月給は262,000円から350,000円の幅で設定されており、習得した技術や担当業務の難易度に応じて昇給していく流れだ。年2回の賞与も支給される。

個人的には、未経験スタートでこの給与帯が確保されている点が印象的だった。社会保険は完備されていて、長期雇用を前提とした制度設計になっている。稼ぎたい人は週6日勤務の相談もでき、収入の上限を自分で調整できる余地が残されているのは珍しい。評価が収入に反映される仕組みがあることで、モチベーションを保ちやすいと感じるスタッフもいるようだ。

5名の少数精鋭が支える現場の空気

社員数は5名。30代が中心で、若手からベテランまでが混在するチーム編成になっている。作業は基本的にチーム単位で進め、道具の扱いや安全装備の確認を先輩が実地で教える方式を採っている。建設業界の経験者であれば、現場管理や安全確認の場面で即座に力を発揮できるポジションも用意されている。

普通自動車免許があれば応募可能で、AT限定でも受け付けている。現場への移動は車で行い、直行直帰が認められているため通勤の自由度は高い。髪型や髪色、ひげ、ピアスもすべて自由という方針で、制服は貸与される。「見た目のことで何か言われたことは一度もない」という話を聞くと、少人数ならではの風通しの良さが伝わってくる。

完全週休2日制と残業の少なさが生む生活の余白

完全週休2日制を基本としており、残業はほぼ発生しない。山での作業は日照時間に左右されるため、暗くなれば自然と仕事が終わるという事情もある。プライベートの時間をしっかり確保しながら働ける構造は、移住を検討している人や生活リズムを整えたい人にとって見逃せない条件だろう。

美山町は清流と山々に囲まれた土地で、四季の変化が作業環境にそのまま反映される。冬場の厳しさはあるものの、春先に芽吹く木々を見ながら作業する日々には代えがたいものがあるという声が目立つ。一般社団法人美山森林保全協議会での仕事は、森に手を入れることで地域の環境そのものを維持する行為であり、その手応えが日々の原動力になっている。

南丹市 林業

ビジネス名
一般社団法人美山森林保全協議会
住所
〒601-0765
京都府南丹市美山町福居17
アクセス
TEL
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