自分の生活を主役にしたまま働ける
働き方を仕事に合わせるのではなく、生活のほうに仕事を合わせる。株式会社KIG奈良が奈良で用意しているのは、そんな順番の働き方だ。正社員からアルバイト、日払い、Wワークまで選べ、腰を据える人も空き時間だけ動く人も同じ職場に混在している。どの入り方を選んでも、警備という仕事の中身そのものは変わらない。自分の暮らしの形に合わせて、関わり方の濃さを決められるのが入り口になっている。
通勤の重さを取り除いているのが、直行直帰という仕組みだ。会社に出勤せず、奈良県内の集合場所へ直接向かい、終わればそのまま帰れる。本社のある奈良市大宮町まで毎日通う必要がないぶん、移動に奪われる時間が少ない。往復の負担が軽いことは、続けるかどうかを左右する地味で大きな要素になる。
Wワークとして現場に立つ人も少なくない。本業を別に持つ人や、学業・家庭の予定と両立させたい人が、自分に合う日数だけ入っている。日払いに応じているので、働いた日の報酬をその日に受け取れるのも、掛け持ちする人には都合がいい。収入の柱をもう一本足したいという動機で始めた人が、無理なく現場を続けている。
未経験でも、入ってから育てばいい
関わり方は選べても、スタート地点はほとんどの人が同じだ。株式会社KIG奈良のスタッフは、約9割が警備未経験から始めている。入社後はまず3日間の法定研修を受け、そのうえで先輩と二人一組になって現場に入る。一人前として持ち場を任されるのは、この現場研修を越えてからになる。
応募は18歳以上から可能で、学歴は問われない。取材して個人的に感じたのは、未経験の人を前提に教育の順序が組まれているからこそ、どの雇用形態で入っても置いていかれにくいという点だった。セカンドキャリアで入る年配の人も、若手と同じ順番で現場に慣れていく。入り口の種類が多くても、育てる筋道は一本に通っている。
伸びた分だけ、待遇も役割も動く
働き始めたあとの伸びしろも、きちんと給与に反映される。検定資格には取得補助の制度があり、資格を取れば待遇そのものが上がる。経験を重ねてポテンシャルを見せれば、現場の警備責任者という役割も見えてくる。どの働き方から入っても、頑張りが評価へつながる道は開かれている。
最初の一歩は、連絡を取るところから始まる。応募の窓口はLINEやInstagram(kig_nara)に加え、電話(0742-93-5998)でも開かれている。営業時間は9時から18時で、まず自分に合う働き方を相談してみたいという段階でも問題ない。奈良で生活に寄せた仕事を探している人にとって、入り口は想像より近いところにある。


